2007年度第1回学融合セミナー
- 講義:
- 2007年6月20日
- 場所:
「隙間」というトポス -多様性の起源と維持のメカニズムを探るー
吉田 善章 教授
専門領域を越え、これまで文系の人たちも含む他分野の人たちと議論してきた 「学融合」の試みを紹介する。
「情報学と生物学の学融合」
森下 真一 教授
情報学と生物学を学融合した例として、ゲノム解読と脊椎 動物ゲノム進化、哺乳類のsiRNA配列設計、出芽酵母変異体の表現型解析の紹介。論文発表として結実するまでの工夫、いま学融合のタイミングにある研究分野について。
国際河川の水資源管理 - 流域国による協調への道標」
中山 幹康 教授
複数の国の領土から成る国際流域では,古来より流域国間での係争が生じており,今後,更に関係が緊張することが予想される.他方,流域国間での社会経済的な交流が進展している流域では,上流国は下流国に対して常に非妥協的であるという図式が成立しなくなっている.国際機関は,流域国に係争が生じた場合の調停役として機能しているとは言い難く,むしろ,流域国が協調するための枠組みをつくる上で重要な役割を果たしている。