過去の開催一覧|

2018年度第6回学融合セミナー

講義:
2018年11月21日 16:50~18:35
場所:
新領域基盤棟大講義室(2C0)
上西 幸司 教授

固体材料の衝撃的破壊現象としての地震

上西 幸司 教授

地震災害や構造物の衝撃的崩壊等は我々の生活の安全に直接関わるが、これらの破壊現象は通常肉眼では捉えきれないほどの高速で進展するため、発生や進行のメカニズムについては実はよくわかっていない。ここでは、固体材料の衝撃工学的な破壊現象として理学的な地震発生や惑星リング形成の過程を考えたときに何が見えてくるのかについて解説する。

岩崎 渉 准教授

ゲノムからひもとく生命進化

岩崎 渉 准教授

数億年スケールの遥かな時間を越え、生命の過去の歴史を現在に伝えるゲノムデータからは、現在の多様な生命を生み出した進化の道のりをたどることができる。本講義では、ゲノムデータから生命進化をひもとくための考え方やそこで用いられるバイオインフォマティクスについて概説する。

寺田 徹 講師

都市の里山を考える

寺田 徹 講師

のどかな田園風景の象徴として発見され、いつしか都市の貴重な自然環境となった里山は、市民運動の場、自然再生の場、生物資源生産の場、住宅団地のコモンズ(共有地)、テーマ型コミュニティ形成の場といったように、都市の中で様々な位置づけを獲得しています。本講義では、そうした事例を複数紹介し、都市と自然の関係を里山を通じて考えます。