2022年度第5回学融合セミナー
- 講義:
- 2022年10月19日 16:50~18:35
- 場所:
- オンライン開催
人類の色覚と嗅覚の多様性について
河村 正二 教授
ヒトとヒトに近縁な霊長類(類人猿とアジア・アフリカのサル類)は一般に視覚の動物と考えられており嗅覚は重要視されてこなかった。しかし、近年この考え方は見直されつつある。本セミナーではヒトに焦点を当て、当研究室で行ってきた色覚センサーであるオプシンと嗅覚受容体の遺伝的多様性の研究を紹介し、そこから見えてきたこれらの感覚の多様性の意味について概説する。
Aid for who? Conflicts of interest in evaluating official development assistance
マエムラ ユウ 講師
The Japanese government provided over an estimated $16 billion USD in official development assistance to developing countries in 2021. This seminar aims to facilitate critical discussions around "who" and "how" countries can benefit from ODA funding and projects, and how such public initiatives should be evaluated. Examples of research projects that aimed to produce ODA policy implications will also be introduced.
弱教師付きデータや少数データから高精度に学ぶための機械学習研究
石田 隆 講師
機械学習技術は機械翻訳や自動運転、音声認識など、様々な場面で活用されています。機械学習では大量のデータと教師ラベルを準備することができれば良い精度を達成しやすくなりますが、現実には様々な制約やコストのために正しい教師ラベルを付与できない場合や、十分なデータを集められない場合があります。そこで本セミナーでは、弱教師付きデータや少数のデータから高精度に学習するための研究を紹介します。