アジア開発銀行-日本奨学金プログラム

1. アジア開発銀行・日本奨学金プログラム

アジア開発銀行・日本奨学金プログラム(ADB-JSP)は、日本政府が資金を提供し、アジア開発銀行が運用する奨学金制度で、ADB加盟の発展途上国の国民に大学院で学ぶ機会を提供することを目的としています。2000年に環境学研究系の6専攻とサステイナビリティ学大学院プログラムがADBから教育機関としての認定を受けて奨学金を配分されています。ADB-JSP奨学生を受け入れている専攻は以下の通りです。

2. 申請資格

ADB-JSPの定める資格要件を満たし、かつ、新領域創成科学研究科環境学系の専攻あるいはサステイナビリティ学大学院プログラムの修士課程に入学を希望する方

  • ADB-JSP の定める資格要件は、こちらのサイトでご確認ください。
  • 環境学系の専攻とは、自然環境学専攻、人間環境学専攻、海洋技術環境学専攻、社会文化環境学専攻、環境システム学専攻、国際協力学専攻です。
  • 取得可能な学位名
    • -人間環境学専攻、海洋技術環境学専攻、社会文化環境学専攻、環境システム学専攻の修士課程を修了した際に授与される学位は、修士(環境学) です。
    • -国際協力学専攻の修士課程を修了した際に授与される学位は、修士(国際協力学)です。
    • -サステイナビリティ学大学院プログラムの修士課程を修了した際に授与される学位は、修士(サステイナビリティ学)です。

生命系や基盤系の専攻に入学を希望する方は、ADB-JSP奨学金を申請することはできません。こちらのサイトをご覧ください。
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/exam/master/

3. 申請手順

Step 1 ADB-JSPの規定する申請条件に該当するか、確認をしてください。
http://www.adb.org/site/careers/japan-scholarship-program/
Step 2 新領域創成科学研究科環境学系およびGPSS-GLIに、指導を希望する教員がいるかどうか、確認をしてください。指導教員は、各専攻のホームページないしは本研究科のトップページから検索できます。
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/gsfs/faculty/
Step 3 12月10日までに申請書類一式を提出してください。
Step 4 大学の一次審査の結果通知は2月中旬予定です。一次審査の合格者のみ、ADBへ推薦します。ADBへ奨学金審査の詳細の案内は、合格者に対して行います。
Step 5 ADB-JSPの審査結果は、5月ごろお知らせいたします。
Step 6 ADB-JSP奨学金の給付が決まった方について、入学に向けた手続きを開始します。
Step 7 9月末までに、査証を取ったうえで日本へ入国をしてください。秋学期は10月1日からです。

4. 申請方法

2025年秋に入学を希望する方に向けた募集要項を更新しました。

以下のガイドラインをよくお読みになり、申請を行ってください。

5. FAQs

私は35歳以上です。新領域創成科学研究科は、ADBから35歳以上のシニア層を受け入れる認定をされていますか?
いいえ。新領域創成科学研究科は35歳以上の候補者をADBに推薦することはできません。
博士後期課程に入学したいと考えています。ADB-JSPに申請できますか?
いいえ。ADB-JSPは博士後期課程の学生には奨学金を給付しません。博士号取得を希望する場合は、大使館推薦の文部科学省奨学金に応募することをお勧めします。あなたの在住国の日本大使館に問い合わせてください。
ADB-JSPは私の扶養家族にも適用されますか?
いいえ。ADB-JSPの奨学金は本人のみを対象としています。
ADB-JSPに直接連絡をして、申請書一式を送ったほうがいいですか?
いいえ。ADB-JSPは指定機関からのみ申請を受け付けています。
学部在学中にリサーチ・アシスタントとして働き、教員から報酬を得ていました。これをADB-JSPが求める「職業経験」に含めることはできますか?
いいえ。勤務職業経験は、学部を卒業した後のものに限られます。また、その仕事内容は、学士課程部で学んだ分野に関連したものでなければなりません。
英語で行われる講義にはどのようなものがありますか?
新領域創成科学研究科が提供する英語による講義は、以下のリンクから参照できます。
https://www.k.u-tokyo.ac.jp/en/campuslife/kougi/index.html
各専攻では、卒業要件を満たすために必要な単位の一部として、専攻外科目の履修を認めている場合があります。上記リンク先の「COURSE REGISTRATION AND OTHER PROCEDURES」を参照してください。
申請前に、新領域創成科学研究科の教員から申請の同意を得る必要がありますか?
必要ありません。しかし、指導を受けたい教員に連絡を取り、研究トピックについて相談し、申請に関する非公式な同意を得ることを強くお勧めします。修士課程を修了するためには修士論文の執筆が必須となりますので、指導教員の選択は非常に重要です。