大学推薦による文部科学省奨学金とは
大学推薦による文部科学省奨学金では、日本の各大学が第1次選考を行い、文部科学省に候補者を推薦します。したがって、最初に連絡を取るのはあなたが留学を志望する大学です。入学時期は10月のみです。
以下のような方からの申請を想定しています。なお、申請時に適切なビザを持って日本に居住している方には応募資格がありません。
- 交換留学生として新領域創成科学研究科に留学したことがある方
- UTSIP Kashiwaなど東京大学のインターンシッププログラムに参加したことがあり、新領域創成科学研究科に正規の学生として入学を希望する方
申請方法
文部科学省は、2023年10月以降、入学者の国籍に新たな制限を設けました。申請を希望する方は国際交流室に問い合わせて、自分の国籍に申請資格があるかどうかを確認してください。
申請資格があると判断された場合は、まず新領域創成科学研究科の教員に連絡を取り、受入について非公式な合意を得てください。合意を得たら、以下の提出方法にしたがって書類を提出してください。
申請書類
a) 申請書と研究計画書
指定様式は、文部科学省が新様式を公開した後に、このサイトからダウンロードできるようにします。
毎年11-12月頃に新様式が公開されます。
2025年10月入学希望者用の様式はこちら:
Application form and Study Plan
申請書には顔写真を添付してください。
b) 推薦状
在学中ないしは直近に卒業した大学等の学部長あるいは研究科長レベル以上の肩書のある方が作成したものとします。宛先は東京大学総長としてください。
ただし、学部長や研究科長から推薦状が入手できない場合は、申請者をよく知る教員や勤務先の上司等が作成した推薦状の提出も認めます。この場合は、学部長や研究科長から推薦状が入手できない理由を記した理由書も一緒に提出してください。この理由書は申請者本人ではなく、所属大学あるいは卒業した大学等が作成することが望ましいです。
なお、推薦状は日本語ないしは英語で作成してください。
推薦状は、申請者または推薦者が下述のアップロード用URLへアップロードしてください。
c) パスポートのコピー
顔写真のあるページ
d) 学部成績証明書
新領域創成科学研究科の博士後期課程に出願する予定の者は、修士課程の成績証明書も添付してください。成績証明書にGPAや成績評価が記載されていない場合は、大学教員からの相対的な評価を記載した手紙を添付してください。
成績証明書は、出身大学が発行した書類(英語版)を提出してください。もし出身大学が英語版を発行しない場合は、英語に翻訳した書類も併せて提出してください。翻訳は誰が行っても構いませんが、出身大学または地域の公証役場などでその翻訳が原本の内容と相違が無いことを証明した押印がある翻訳版を提出してください。
e) 「卒業証明書」または「卒業見込証明書」
新領域創成科学研究科の博士後期課程に出願する予定の者は、修士課程の修了証明書も添付してください。卒業証明書または見込み証明書は、出身大学が発行した書類(英語版)を提出してください。もし出身大学が英語版を発行しない場合は、英語に翻訳した書類も併せて提出してください。翻訳は誰が行っても構いませんが、出身大学または地域の公証役場などでその翻訳が原本の内容と相違が無いことを証明した押印がある翻訳版を提出してください。
f) 卒業論文の要旨
g) 日本語または英語の語学力を証明する書類
- JLPTのレベルN2以上/CEFRのB2相当以上の資格を有する者:
TOEFL、IELTS、TOEIC(Reading&ListeningとSpeaking&Writingの両方) 、日本語能力試験のいづれかのスコア。2022年12月1日以降に取得したスコアを有効とします。 - 最終学歴の課程を英語もしくは日本語を主要言語として修了した者:
教育課程の主要言語が英語もしくは日本語であることが確認できる書類
提出方法・期限
申請書類一式(写真データを含む)を、2025年1月15日(水)17時(日本時間)までに下述のアプロード用URLへアップロードしてください。遅延は一切認められません。推薦者が推薦状を直接大学へ提出を希望する場合も、1月15日(水)まで下述のアプロード用URLへアップロードにしてください。
アップロード先
採択された場合
結果は2025年6月頃に新領域創成科学研究科から通知されます。採択された場合は、2025年10月に研究生として入学することになります。国費奨学金を受けながら、修士・博士後期課程に進むためには、2つのステップを踏む必要があります。1つは、入学を希望する専攻が実施する入学試験を受けて合格すること。2つ目は、入学後に奨学金延長申請を行い、文部科学省がその奨学金延長申請を認めることです。
1) 新領域創成科学研究科の入学試験
こちらのサイトをご覧ください。https://www.k.u-tokyo.ac.jp/en/exam/info/index.html
なお、すべての専攻の入学試験が各試験日程で行われるわけではありません。
国費奨学生の場合、受験料は免除されます。
2) 文部科学省の奨学金の延長
研究生として入学した人は、入学後(11月頃)に奨学金の延長を申請することができます。文部科学省は、延長の結果を翌年の3月頃に通知します。
例えば10月に研究生として入学し、入試日程Bの試験に合格し、国費奨学金の延長申請が受理された場合、翌年4月に正規課程に進むことができます。
10月に研究生として入学し、翌年の入試日程Aの試験に合格し、国費奨学金の延長申請が受理された場合、10月に正規課程に入学することができます。
問い合わせ先
新領域創成科学研究科 国際交流室 iloedu.k.u-tokyo.ac.jp