山下 淳
(やました あつし/教授/環境学研究系)
人間環境学専攻/人工環境学講座 実環境ロボット情報学分野/ロボット、センサ情報処理、人工知能
略歴
1996年3月 東京大学工学部精密機械工学科卒業
1998年3月 東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了
2001年3月 東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻博士課程修了,博士(工学)
2001年4月 静岡大学工学部機械工学科助手
2006年11月~2007年12月 カリフォルニア工科大学機械工学科客員研究員
2007年4月 静岡大学工学部機械工学科助教
2008年4月 静岡大学工学部機械工学科准教授
2011年10月 東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻准教授
2022年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科人間環境学専攻教授,現職
教育活動
大学院:ロボット情報学、廃止措置特論E、i-Constructionシステム学特論、i-Constructionシステム学特別演習
工学部精密工学科:ロボット工学、画像処理工学、センサ工学、精密環境学
教養学部前期課程:初年次ゼミ(社会のためのロボティクス)
青山学院大学:画像処理特論
研究活動
人間の目や耳などの感覚器の働きをコンピュータで実現する画像処理技術・センサ情報処理技術と、ロボットの知能である人工知能技術を活用して、実環境で活躍するロボットの実現を目指します。
文献
1) Jun Younes Louhi Kasahara, Hiromitsu Fujii, Atsushi Yamashita and Hajime Asama: "Weakly Supervised Acoustic Defect Detection in Concrete Structures Using Clustering-based Augmentation", IEEE/ASME Transactions on Mechatronics, Vol. 26, No. 6, pp. 2826-2834, December 2021.
2) Yusheng Wang, Yonghoon Ji, Hanwool Woo, Yusuke Tamura, Hiroshi Tsuchiya, Atsushi Yamashita and Hajime Asama: "Acoustic Camera-based Pose Graph SLAM for Dense 3D Mapping in Underwater Environments", IEEE Journal of Oceanic Engineering, Vol. 46, No. 3, pp. 829-847, July 2021.
3) Yonghoon Ji, Yusuke Tanaka, Yusuke Tamura, Mai Kimura, Atsushi Umemura, Yoshiharu Kaneshima, Hiroki Murakami, Atsushi Yamashita and Hajime Asama: "Adaptive Motion Planning Based on Vehicle Characteristics and Regulations for Off-Road UGVs", IEEE Transactions on Industrial Informatics, Vol. 15, No. 1, pp. 599-611, January 2019.
4) Hanwool Woo, Yonghoon Ji, Hitoshi Kono, Yusuke Tamura, Yasuhide Kuroda, Takashi Sugano, Yasunori Yamamoto, Atsushi Yamashita and Hajime Asama: "Lane-Change Detection Based on Vehicle-Trajectory Prediction", IEEE Robotics and Automation Letters, Vol. 2, No. 2, pp. 1109-1116, April 2017.
5) Atsushi Yamashita, Tamio Arai, Jun Ota and Hajime Asama: "Motion Planning of Multiple Mobile Robots for Cooperative Manipulation and Transportation", IEEE Transactions on Robotics and Automation, Vol. 19, No. 2, pp. 223-237, April 2003.
その他
ACM、IEEE、映像情報メディア学会、計測自動制御学会、サービス学会、自動車技術会、情報処理学会、精密工学会、電気学会、電子情報通信学会、土木学会、日本機械学会、日本ロボット学会の会員
将来計画
環境情報の高度センシング技術や臨場感あふれる情報提示技術によって、人間やロボットが環境を理解し行動するための革新的技術を開拓していきます。また。人間が環境を理解し行動するための原理を明らかにし、人間の行動を支援する機器開発とその情報処理技術の研究を行っていきます。ロボット、ヒューマンインタフェース、人間・環境理解などをキーワードとして、基礎理論から実応用まで幅広く取り組んでいきます。
教員からのメッセージ
大学での研究は難しそうだとか、自分は本当にちゃんと研究ができるのだろうかと不安に思う人もいるかもしれません。しかし「やる気」さえあれば大丈夫です。偉大に見える研究室の先輩方も、はじめは研究の素人でした。是非、おもしろい研究に一緒にチャレンジしていきましょう。