教員紹介

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馬場 旬平

(ばば じゅんぺい/教授/基盤科学研究系)

先端エネルギー工学専攻/システム電磁エネルギー学講座/パワーエレクトロニクス及び超電導の電力応用

略歴

1996年3月東京大学工学部電気工学科卒業
2001年3月東京大学大学院工学系研究科電気工学博士課程修了(博士(工学))
2001年4月東京理科大学理工学部電気工学科助手
2003年4月東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻助手
2005年4月東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻講師
2006年4月東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻助教授
2007年4月東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻准教授
2008年4月東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻准教授
現在に至る

教育活動

大学院:エネルギーエレクトロニクスI・II、電気機器学特論I
工学部電気電子工学科:パワーエレクトロニクス、応用電気工学

研究活動

超電導磁気エネルギー貯蔵装置用他励式電力変換器の研究(1998~2001) :
超電導磁気エネルギー貯蔵装置(SMES)は大容量のリアクトルにエネルギーを貯蔵するため、インターフェイスに電流型変換器が必要となる。他励式電力変換器は電流型かつ高効率の変換器を構成することが可能であるが、電力制御性と安定に転流をさせる制御が課題である。本研究ではICBエネルギー転送回路を用いた変換器の安定性と制御性を理論的に解析し、実験によりその正しさを証明した(文献1)、(文献2)。
複数種類電源によって構成されるマイクログリッドの研究(2001~) :
複数種類の電源から構成されるマイクログリッドにおいて、系統連系時及び自立時における制御法を提案し、実機による実証試験を行い、その有用性を示した(文献3)。
YBCO薄膜型超電導限流器の研究(2003~) :
CVD法で作成された大型YBCO薄膜を用いた抵抗型限流器の設計法について検討している(文献4)。

文献

1) J.Baba, T.Nitta, Y.Shirai, Y.Hayashi, Y.Kobayashi: "Power Converter for SMES by use of ICB Energy Transfer Circuit", IEEE Trans. on ASC, Vol.11, No.1, pp.1856-1859, 2001.3
2) J.Baba, T.Nitta, Y.Shirai, Y.Hayashi, "Power controllable region of a power conversion system for SMES by use of a single natural commutation converter and an ICB energy transfer circuit", IEEE Trans. on ASC, Vol.14, No.2, pp.758-761, 2004
3) J.Baba, S.Suzuki, S.Numata, S.Kusagawa, T.Yonezu, A.Denda, T.Nitta and E.Masada:"Power supplying system for micro grid by combination of different distributed power sources," EPE2005, 344, Dresden, Germany, 2005.9.
4) J.Baba, T.Higata, M.Chiba and T.Nitta, "Fundamental characteristics on Y123 thin film for switching surge current to design SCFCL", IEEE Trans. On ASC, Vo.15, No.2, pp.1970-1973, 2005

その他

電気学会、IEEE、低温工学協会各会員。

将来計画

本研究室では将来の電気エネルギー供給システム構築に必要な新デバイスとシステムの研究を行って行く予定です。

教員からのメッセージ

本研究室はシステムの実験を行うことが多く、研究室全員が実験に参加することになります。いろいろなことに興味を持てる方には楽しい研究室であると思います。

ホームページのURL

http://www.asc.t.u-tokyo.ac.jp/index-j.html