教員紹介

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遠藤 慧

(えんどう けい/准教授/生命科学研究系)

メディカル情報生命専攻/メディカルサイエンス講座/RNAとタンパク質の合成生物学

略歴

  • 2004年3月 東京大学 理学部生物化学科 卒業
  • 2010年3月 東京大学 大学院理学系研究科 生物化学専攻 博士課程修了/博士(理学)
  • 2010年4月 科学技術振興機構 国際共同研究 (ICORP) 博士研究員
  • 2011年10月 京都大学 iPS細胞研究所 初期化機構研究部門 特定研究員
  • 2014年11月 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカルゲノム専攻 助教
  • 2015年4月 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 助教
  • 2023年4月 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 准教授

文献

  1. Horie, F., Endo, K.*, and Ito, K.*: “Artificial protein-responsive riboswitches upregulate non-AUG translation initiation in yeast.” ACS Synthetic Biology, 9 (7): 1623–1631 (2020). [DOI]
  2. Endo, K.*, Hayashi, K., and Saito, H.*: “Numerical operations in living cells by programmable RNA devices.” Science Advances, 5 (8): eaxx0835 (2019).[DOI]
  3. Wroblewska, L., Kitada, T.‡, Endo, K.‡, Siciliano, V., Stillo, B., Saito, H., and Weiss, R.: “Mammalian synthetic circuits with RNA binding proteins for RNA-only delivery.” Nature Biotechnology, 33 (8): 839–841 (2015).[DOI]
  4. Miki, K.‡, Endo, K.‡, Takahashi, S., Funakoshi, S., Takei, I., Katayama, S., Toyoda, T., Kotaka, M., Takaki, T., Umeda, M., Okubo, C., Nishikawa, M, Oishi, A., Narita, M, Miyashita, I., Asano, K., Hayashi, K., Osafune, K., Yamanaka, S., Saito, H., and Yoshida, Y.: “Efficient detection and purification of cell populations by synthetic microRNA switches.” Cell Stem Cell, 16 (6): 699–711 (2015).[DOI]
  5. Endo, K., Hayashi, K., Inoue, T., and Saito, H.:“A versatile cis-acting inverter module for synthetic translational switches.” Nature Communications, 4: 2393 (2013).[DOI]

将来計画

RNAとタンパク質の複合体の機能に注目し、これらの分子や複合体のエンジニアリングを通じて遺伝子治療などにつながる新しいバイオテクノロジーを創出する研究に取り組みます。さらに創出した技術の社会実装に挑戦します。また、このような既存の知識を組み立てて応用しようとする研究のなかで、これまでに見落とされていた生命の不思議を発掘するとともに、その不思議を解明することを目指します。

教員からのメッセージ

生命への科学的な理解は目覚ましい勢いで進展しています。これまでに蓄積されてきた知識を最大限に活用しながら新しい世界の開拓に挑戦しましょう!

ホームページのURL

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