坂本 麻衣子
(さかもと まいこ/准教授/環境学研究系)
国際協力学専攻/資源環境講座/環境資源管理
略歴
2000年3月京都大学工学部地球工学科卒
2002年3月京都大学工学研究科土木システム工学専攻修士課程修了
2005年3月京都大学工学研究科土木システム工学専攻博士課程修了 博士(工学)学位取得
2005年4月JST CREST 研究員(受入機関:京都大学防災研究所)
2006年4月東北大学東北アジア研究センター助手
2007年4月同センター助教
2008年4月長崎大学工学部社会開発工学科准教授
2011年4月長崎大学大学院工学研究科システム科学部門准教授
2013年4月東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻准教授(現職)
教育活動
大学院:利害衝突と競合のモデル分析、空間情報科学入門
研究活動
国際河川の水利用に関する利害関係や管理体制の制度分析(文献1)
水や森林といった共有資源の管理に関する住民の行動分析(文献2)
参加型開発における地域文化(ジェンダー、社会ネットワーク)の制約について(文献3)
文献
1)Sakamoto, M. (2013) The Strategy of Information Sharing and Coalition
Formation: The Case of the Ganges, Sensarma, S.R. and Sarkar, A. (eds),
Disaster Risk Management -Conflict and Cooperation-, Concept Publishing
Company Pvt. Ltd, pp.218-237.
2)坂本麻衣子(2012)意識啓発活動による主体的な環境改善意識の変容に関す
る定量分析-ベンガル地域の飲料水ヒ素汚染問題を事例に-、国際開発研究、
Vol. 21, No. 1/2, pp.103-114.
3)坂本麻衣子・西川秀次郎・田栗勝悟・田中貴之(2011)ベンガル地域の飲料水
ヒ素汚染問題軽減のための国際開発援助計画に関する比較研究, 水文・水資
源学会誌, Vol.24, No.6, pp.348-359.
その他
土木学会,水文・水資源学会,地域学会,日本自然災害学会,国際開発学会,日本グループ・ダイナミックス学会
将来計画
国際河川の水利用の競合問題や、開発途上国のローカルな水環境の問題の解決に対して、数理モデル分析や社会統計分析を用いながらも、現場を重視し、現実的な資源管理に資する研究を行っていきたいと考えています。
教員からのメッセージ
考えるより、まず行動ということが言われたりもしますが、学生時代はそれが許され、また、その経験から多くのことを学べる時代だと思います。ただし、色々なことに手を出すのではあまり意味がないと思うので、これというものをまず決めてから、アクティブに活動し、たくさん失敗をして、人としての基盤を大きくするような時間の過ごし方をされたらいいのではないかと思います。