Frith Martin
(ふりす/教授/生命科学研究系)
メディカル情報生命専攻/高次生命情報解析分野/ゲノム配列解析
略歴
1996: B.A., Physics and Philosophy(オックスフォード大学)
1997: Part III of the Mathematical Tripos(ケンブリッジ大学)
2004: Ph.D.(ボストン大学 生物情報科学)
2004-2007:クイーンズランド大学 理化学研究所 ポスドク研究員
2007-2012: 産業技術総合研究所 生命情報科学研究 研究員
2012-現在: 産業技術総合研究所 人工知能センター 主任研究員
2016-現在: 東京大学大学院メディカル情報生命専攻 教授
教育活動
ゲノム配列解析の非常勤講師
研究活動
・ゲノム配列の進化に関する研究(転位、遺伝子融合,フレームシフト)
・計算機科学や統計を用いた関連する配列の発見やアライメント
文献
1) Frith MC, Kawaguchi R. "Split-alignment of genomes finds orthologies more accurately."Genome Biol. 2015
16:106
2) Sheetlin SL, Park Y, Frith MC, Spouge JL. "Frameshift alignment: statistics and post-genomic applications."
Bioinformatics. 2014 30(24):3575-82.
3) Frith MC; FANTOM consortium. "Explaining the correlations among properties of mammalian promoters."
Nucleic Acids Res. 2014 Apr;42(8):4823-32.
4) Frith MC. "A new repeat-masking method enables specific detection of homologous sequences." Nucleic Acids
Res. 2011 39(4):e23.
将来計画
ゲノム配列情報の解読には非常に長い年月を要しますが、独創的な仮説を立てて試行錯誤することにより、また解明が不十分であったり見過ごされてきた現象に焦点を当てることにより、解読の突破口を切り開きたいと考えています。
教員からのメッセージ
日本と世界の粋を集め、生物学的発想と計算的手法の豊かな交流の場となるような、快適で国際的な研究グループを築き上げることができればと考えています。