富田 野乃
(とみた(たけうち) のの/准教授/生命科学研究系)
メディカル情報生命専攻/分子医科学分野/タンパク質合成制御の分子機構
略歴
1994年3月東京大学工学部工業化学科卒業
1999年3月東京大学大学院工学系研究科化学生命工学科博士課程修了(工学博士)
1999年4月~2000年7月エコール・ポリテクニーク(仏)博士研究員
2000年8月東京大学大学院新領域創成科学研究科助教
2010年6月より現職
教育活動
大学院:メディカルゲノム演習I、II
学部:分子細胞生物学II
研究活動
タンパク質合成制御機構(主に哺乳類ミトコンドリア)
文献
1)Tsuboi M., Morita H., Nozaki Y., Akama K., Ueda T., Ito K., Nierhaus KH., and Takeuchi N.: EF-G2mt is an Exclusive Recycling Factor in Mammalian Mitochondrial Protein Synthesis. Molecular Cell (2009) 28, 502-10.
2)竹内野乃ら (2006) 「翻訳異常と疾患」分子細胞治療
その他
主な所属学会は、生化学会、分子生物学会、日本RNA学会、日本ミトコンドリア学会、など。
将来計画
タンパク質合成制御機構の解明と医療応用を指向し、真核細胞における遺伝子発現制御システム(タンパク質合成、リボソームの機能構造や生合成など)の生化学的な研究を行ないます。
教員からのメッセージ
日進月歩(秒進分歩?)の科学・技術ですが、生物は何億年も前から、我々がやっと明らかにしたメカニズムを使って生きています。自然がこのような精巧で美しいからくりを使っているということにつくづく驚きます。純粋な知的好奇心をモチベーションとしながらも、何が大切でどのように貢献できるのか、常に問い続けたいものです。