森田 剛
(もりた たけし/教授/環境学研究系)
人間環境学専攻/人間支援デバイス講座/機能性材料応用デバイス
略歴
1994年3月 東京大学 工学部 精密機械工学科卒業
1996年3月 東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学 修士課程修了
1999年3月 東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学 博士課程修了 (博士(工学))
1999年3月 理化学研究所 基礎科学特別研究員
2001年5月 スイス連邦工学大学(EPFL) 博士研究員
2002年7月 東北大学 電気通信研究所 助手
2005年6月 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 助教授 (2007年 准教授)
2018年4月 現職.
教育活動
大学院:連続体振動論
工学部精密工学科:精密振動学
工学部精密工学科:電子回路工学
工学部精密工学科:シミュレーション演習
研究活動
環境負荷が小さくエネルギー密度の高い機能性材料を開発し(文献1)、新しい駆動原理エネルギー変換による小型センサ・アクチュエータ開発の基盤技術を確立してきました(文献2)。このような先端技術を超高齢社会で全ての人が安心して豊かな社会生活を送ることに応用していくことを目的とします。具体的には、高齢者の日常生活行動を補助するスマートアクチュエータシステムや、人の動きを模した介護ロボットシステム、健康状態を維持するための超微小モニタリングシステムなどを実現する革新的デバイス・システムを実現します。
超音波モータを用いた歩行アシストデバイス
文献
1) Gaku Isobe, Takafumi Maeda, Peter Bornmann, Tobias Hemsel and Takeshi Morita: Synthesis of lead-free piezoelectric powders by ultrasonic assisted hydrothermal method and properties of sintered (K0.48Na0.52)NbO3 ceramics", IEEE Trans. on Ultrasonic, Ferroelectrics and Frequency Control, vol. 61, pp.225-230, (2014).
2) Hiroki Yokozawa, Yutaka Doshida, Sumiaki Kishimoto and Takeshi Morita: Resonant-type smooth impact drive mechanism actuator using lead-free piezoelectric material, Sensors and Actuators A, vol. 274, pp. 179-183 (2018).
その他
精密工学会、機械学会、電子情報通信学会、音響学会、応用物理学会、IEEE会員。
超音波研究会幹事(2017~2018)、国際学会IWPMA実行委員長(2018)等。
将来計画
新しいセンサ・アクチュエータを開発することで、高齢者サポート用デバイスに応用していくことを目指します。
教員からのメッセージ
「心から楽しんで没頭すること」が、何かを成し遂げるのに不可欠なことだと思います。