先端生命科学専攻の小玉智恵氏が東京大学総長賞(学業)を受賞
投稿日:2025/03/24
更新日:2025/03/24
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東京大学大学院新領域創成学研究科・先端生命科学専攻・統合生命科学分野の修士課程2年 小玉智恵氏が、令和6年度・東京大学総長賞(学業)を受賞しました。本賞は、学業、課外活動、社会活動等において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高めた者に授与されるものです。小玉氏は、学業で顕著な業績を挙げたとして表彰されました。
本研究では、太古に生じた、生物が別の生物の細胞内に取り込まれて共生・維持される「細胞内共生」の過程を、ヒト培養細胞と微細藻類を用いて再現することを目指しました。小玉氏は、細胞内共生の第一段階である「取り込み」を、共培養を行う培地の栄養を調整することで、ヒト培養細胞の貪食能を強化し、微細藻類を効率よく取り込ませる手法の開発に成功しました。
この賞を励みに、今後もより一層研究に邁進していく所存です。
受賞者 | 小玉智恵(指導教員:松永幸大教授) |
受賞題目 | ヒト培養細胞の貪食能向上法の開発による細胞内共生メカニズムの解明 |
授与式 | 2025年3月19日 東京大学小柴ホール |
受賞コメント:
この度は、総長賞という名誉ある賞を受賞することができ大変光栄に思います。研究にあたっては、松永教授をはじめとした多くの方々に支えていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
この賞を励みに、今後もより一層研究に邁進していく所存です。