自然環境学専攻博士課程3年の松神秀徳さんが、第24回環境化学討論会において優秀学生賞を受賞
投稿日:2015/07/01
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自然環境学専攻 自然環境循環学分野 博士課程3年の松神秀徳さんが、2015年6月24~26日に開催された第24回環境化学討論会(主催:一般社団法人日本環境化学会)において、優秀学生賞(博士課程)を受賞しました。
受賞者
松神秀徳(指導教員 鑪迫典久)
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 自然環境学専攻
自然環境循環学分野 博士課程3年
受賞題目
ベトナム北部におけるE-wasteのリサイクル作業に伴う難燃剤の環境排出実態調査(第三報)
Flame retardant emissions from e-waste recycling operation in northern Vietnam-3rd report.
電気電子機器廃棄物(E-waste)を収集し、環境への配慮が不十分なリサイクル作業を行う、ベトナム北部にあるE-wasteのリサイクル現場を対象とした難燃剤の排出実態に関する3カ年計画の定点調査の結果から、�@有害性が懸念されている臭素系難燃剤に代わり、近年、使用量が増加している新型のリン系難燃剤もまた、すでに廃棄物処理段階に到達し、環境汚染を引き起していたこと、�A屋外での解体・破砕作業・長期保管、野焼き作業とその残渣の運搬・洗浄作業が、リサイクル地域に難燃剤の偏在を引き起こす発生源となっていたことを明らかにしました。