受賞 / 表彰

先端生命科学専攻の大前公保氏が日本微生物生態学会第35回大会においてポスター発表博士号取得者の部優秀賞を受賞

投稿日:2022/11/07 更新日:2022/11/24
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2022年10月31日~11月3日に北海道札幌市で開催された日本微生物生態学会第35回大会において、東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻の大前公保氏(特任研究員)がポスター発表博士号取得者の部優秀賞を受賞しました。

日本微生物生態学会 ポスター賞受賞者(2022年)  

発表題目:
第35回大会優秀ポスター賞 博士号取得者の部 優秀賞
「原核生物の環境適応が駆動する遺伝子の二者択一進化」大前公保、西村祐貴、富永賢人、岩崎渉

本研究では、原核生物ゲノム上で観察される「遺伝子の二者択一進化」がなぜ、どのような場合に起こるのかを調べました。約2.7万ゲノムから二者択一進化した遺伝子の組を網羅的に抽出し、解析を行うことで、頻繁に二者択一進化するのは重要な代謝を担う類似した機能の遺伝子であることを明らかにしました。また、メタゲノム情報も利用することで、生息環境ごとに遺伝子が適応的なものに切り替わることで二者択一進化が起こることを示しました。

受賞コメント:
この度は「遺伝子の二者択一進化」に関する研究を日本微生物生態学会で評価していただき、光栄に存じます。ポスター発表を聞きに来てくださった方々からとても面白かったとお声がけいただき、大変励まされました。今後も学術的に面白いと思ってもらえるような成果を発表し続けられるように、研究に邁進してまいります。

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第35回日本微生物生態学会実行委員長の岡部聡教授(北海道大学)から表彰を受ける大前公保氏