サステイナブル社会デザインセンター 第1回国際シンポジウム 「サステイナブルでインクルーシブな社会に向けて:自然の多様な価値のあり方を考える」開催のお知らせ
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シンポジウム趣旨
私たちの生活は、さまざまな自然の恵み(食料や木材など)を市場で取引することによって成り立ってきました。しかし、自然の価値は、これらの市場で取引される価値、金銭的な価値だけではありません。例えば、水質浄化などの湿地が提供する恵みは、市場で取引されることはありません。さらに、貨幣評価できない価値も存在しています。例えば、鎮守の森が提供する恵みの一つは、地域の人たちがその森を崇める儀礼などを実施することを通じて作られる地域への愛着や地域の結びつきなどにあります。このような自然のもたらす多様で複数存在する価値を評価することの重要性を訴えるため、生物多様性と生態系サービスに関する政策を話し合う国際的なフォーラムであるIPBESにおいて価値評価報告書(Values Assessment Report)が作成されました。
その一方で、我が国においては、このような自然がもたらす多様な価値を利用しながら、それを地域の魅力として発信していくことで、多様な関係者(関係人口)とのつながりを築き、地域振興を実践している地域が存在しています。本シンポジウムでは、生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学ー政策プラットフォーム(IPBES)の価値評価報告書の作成に携わった研究者を国内外から招聘し、また、日本における多様な価値を活用した地域振興の事例を紹介します。国際的な場での多様な価値の科学的な評価に関する議論と、我が国の地域における多様な価値を活用した地域振興の実践、その両者の接合点を見出すことを通じて、どのようにサステイナブルで、インクルーシブな社会を築くことができるのかを議論します。
開催日 | 2022年10月11日(火)15:00~18:00 |
開催場所 | 東京大学 柏図書館メディアホール+オンライン配信のハイブリッド |
言語 | 日・英(同時通訳あり) |
参加費 | 無料 |
申込方法 |
要事前申込み。以下のページよりお申し込み下さい。 |
主催 |
主催:サステイナブル社会デザインセンター 共催:東京大学 大学院新領域創成科学研究科、東京大学 東京カレッジ |
プログラム
15:00 | 開会の挨拶 林 香里 東京大学 理事 |
15:10 |
センター説明 シンポジウム主旨説明 |
第一部:生物多様性の政策現場より:多様な自然の価値の評価の可能性の模索 | |
15:20 |
基調講演「IPBESの「価値評価報告書」の概要について」(TBD) |
15:40 |
講演1「多様な価値の評価の手法について」(TBD) |
15:55 |
講演2「多様で複数の価値の社会実装の現場より:グレナダ生態系評価を実例として」 |
第二部:多様な自然の価値を利用した地域振興のあり方 | |
16:25 |
講演1「福井県池田町における取り組み」 |
16:45 |
講演2「しまんと流域農業プロジェクトの取り組み」 |
17:10 |
第三部:パネルディスカッション ファシリテータ: 味埜 俊 東京カレッジ 副カレッジ長 |
17:50 |
閉会の挨拶 |
司会:張 潤森 サステイナブル社会デザインセンター 准教授
※ プログラムは変わる可能性があります。あらかじめご了承ください
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