先端生命科学専攻の三宅敬太特別研究員が第17回日本ゲノム微生物学会年会にて優秀ポスター賞を受賞
投稿日:2023/03/31
更新日:2023/05/18
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東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻の三宅敬太特別研究員が、2023年3月8日~10日に千葉県木更津市で開催された第17回日本ゲノム微生物学会年会において、優秀ポスター賞を受賞しました。
発表題目:
「プラスミドを介したAcaryochloris marina MBIC 11017の橙色光環境への適応」
三宅 敬太、樫本 友則、迫 凌輔、佐藤繭子、豊岡 公徳、兼崎 友、岩崎 渉、成川 礼
本研究では、酸素発生型光合成を行うシアノバクテリアAcaryochloris marina MBIC 11017の橙色光環境での光応答を長期間観察・解析し、橙色光での生育に適応した株を得ました。そして、ゲノム解析によって、この適応過程でプラスミドのコピー数の制御が行われていることを明らかにしました。またその際、プラスミドの統合・再分離による特定の遺伝子領域の移動が起こったことを明らかにしました。
受賞コメント:
プラスミドを介した光適応メカニズムに関する研究について、ゲノム微生物学会年会で評価していただいたことを光栄に思います。受賞を励みに、これからも研究に邁進し、研究成果を論文にまとめたいと思います。
三宅敬太特別研究員