知の扉を開ける「柏キャンパス in 駒場 2014」開催される
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柏キャンパスにある、大学院新領域創成科学研究科、物性研究所、大気海洋研究所、宇宙線研究所、カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)の5組織の協力のもとに例年開催される、新入生・2年生のための交流イベント、「柏キャンパス in 駒場」(素粒子、物質から地球、宇宙)が今年も、6月21日(土)に駒場の数理科学研究科棟で開催されました。
上記5組織の全面的な協力を得て、本学が誇る研究者としても一流の組織トップの方々の講演をいただきました。
(1)「皮膚感覚のある複合材航空宇宙機を目指して」 新領域創成科学研究科 武田 展雄 研究科長
(2)「物質の中の電子たち」 物性研究所 瀧川 仁 所長
(3)「大気・海洋の謎に挑む」 大気海洋研究所 新野 宏 所長
(4) 柏キャンパス紹介ポスターセッション
(5)「ニュートリノ・重力波・宇宙線で宇宙を探る」 宇宙線研究所 梶田 隆章 所長
(6)「宇宙に終わりはあるか」 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)村山 斉 機構長
1回目は、アメリカンコミック、2回目はエアチケットをモチーフのポスターでしたが、今回はスーパーカミオカンデをモチーフにあざやかな黄色のポスターです(すべて武田研究室の平野滝子さんの力作です)。事前に参加者から講師への質問を受け付けたところ、「研究者になる方法」「おすすめの英語勉強法」から「暗黒物質の検知法」や「ビッグバン以前の時空間」まで幅広い質問が多数よせられ期待の大きさを感じました。
どの講演でも、先端研究の臨場感が文系学生にも分かりやすく伝えられ、参加者から多くの質問が出される熱気にあふれるイベントでした。 部局研究紹介のポスターセッションでは、用意したお茶とお菓子が大分残るほど、講師陣・説明の大学院生と研究の最前線、これからの進路について語り合うことができたようです(IPMUさながらホワイトボードに数式を書きながら説明下さる村山先生の姿もこの会ならではの光景でしょう)。
日頃多忙な柏キャンパスの部局長が勢揃いして、研究を語る機会は柏キャンパスでもなく、最後のまとめのセッションでは、研究者を目指す学生へのエールも贈られ、駒場生にとってばかりでなく、大学院生、教員にも柏キャンパスを知る有意義なものとなりました。