有機エレクトロニクス科学 今城周作准教授研究室
Imajo Shusaku
研究内容の紹介
近年、量子科学技術は目覚ましい発展を遂げており、その技術に対応した新しい機能性材料の探索が求められています。有機物は分子形状・分子配列などの分子自由度を反映して多彩な量子物性を示すため、量子物性の理解する舞台としてだけでなく次世代量子エレクトロニクス材料としても興味深い研究対象です。そこで本研究室では、有機物中のπ電子が示す量子物性を中心に様々な電子物性に対して、精密測定技術と極限環境を組み合わせて理解し、更に発展させて新しい有機材料の開発まで行っています。
特に、量子物性を実験的に深く理解するためには強磁場・低温・高圧などの極限外場に対する応答を議論することも重要です。このような特殊環境下でも精密な実験を行うために、世界でも固有の測定技術・測定装置の開発も行い、独自の研究分野の展開に挑戦しています。

有機伝導体 分子 結晶構造

有機伝導体単結晶

パルス強磁場中物性測定装置

今城准教授からのメッセージ
「自分しかやっていない」ということが自信にもなり、社会の発展になり、他の研究者とのつながりにもなる。
自分らしい研究に挑戦を。
生物好きな母の影響で、子どもの頃から川で魚を獲ったりバードウォッチングをしたりするのが好きでした。小学校を卒業してからは家から片道1時間半かかる中高一貫の進学校に通うようになり、あまり自然と触れ合う機会はなくなりましたが、物理や化学のような理系科目が好きで、高校にいるうちから大学で学ぶ内容を先取りで勉強するほど。
大学に進学して研究室に入ってからは、最初は教授から与えられたテーマで研究を始め面白みを感じにくい環境でしたが、途中から答えのないことに向き合い、自分のアイディアを出すことが必要になってきました。その中で、先生や先輩から面白がってもらえたときに、自分で自由にやっていいことに気付き、研究者が自分には合っているんだと思いました。
時代によって研究の分野や物質には流行りがあり、そこには多くの研究者が参入しています。そのおかげで社会は発展しているのですが、僕の意見としては、みんながやらないものをやりたい。学生の皆さんにも、みんながやっていないことに挑戦してみてもらいたいと思っています。
キーワード
有機導体 / π電子量子物性 / 熱力学量計測 / 極限環境物性測定
プロフィール
2013年3月 大阪大学理学部化学科卒業
2016年 9月-2016年12月
独国ヘルムホルツセンタードレスデン強磁場研究所 客員研究員
2018年3月 大阪大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了。博士(理学)
2018年4 月-2025年3月
東京大学物性研究所 国際超強磁場科学研究施設 特任助教
2019年5 月-2019年8月
米国ロスアラモス国立研究所 国立強磁場研究所 客員研究員
2025年1 月-現在 英国ノッティンガムトレント大学 客員研究員
2025年4 月-現在 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻
Take on thechallenge of doing research that is unique to you
自分らしい研究に挑戦を。






277-8561
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学大学院新領域創成科学研究科
物質系専攻
今城周作准教授研究室
04-7136-3765
imajo@edu.k.u-tokyo.ac.jp
物質系専攻の目標
物質系専攻の目標は、未開拓な自由度を操ることができる舞台=“新物質”を開拓すること、その舞台から生み出される未知の現象を探索して優れた機能を引き出すこと、 また、その機構を解明すること、そして、それらの現象・機能の応用分野を開拓することで人類社会の発展に貢献することにあります。
物質系専攻
〒277-8561
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学柏キャンパス
新領域創成科学研究科
Mail:ams-office(at)ams.k.u-tokyo.ac.jp
(at) を @ にしてください。