機械学習・計算物性物理学 永井佑紀准教授研究室

Nagai Yuki

永井准教授からのメッセージ

食わず嫌いはもったいない。 AIと物理の研究をすることになったのはたまたま。
意外と近いと分かって面白くなった。ターニングポイントは想定外からやってくるので、視野を広くもってまずやってみることが大事。

SF小説がとても好きでした。物語の中で書かれていることが本当に起こることなのか、それともフィクションなのか、区別がつかないことに大きな関心がありました。特に量子力学に興味があったので、大学では応用物理を選びました。
超伝導に強い関心を持ち、迷わず大学院に進学しました。運よく国立の研究所から内定をもらい、アメリカのMITに留学もできました。
留学先で研究者に声をかけられ、AIと物理の研究をすることになったのです。日本でも流行り始めたときで、帰国したらいきなり「第一人者」になっていました。
北海道で育ち、子どものころから競技スキーをしていましたが、周りには自分よりずっと上手な人が多かったり、高校受験では挫折も体験しましたが、今振り返ると大切な経験になっています。
仕事道具は、紙と鉛筆とコンピューター。だから何が運になるかは分からない。興味の幅を広げてみると、成長につながりますよ。

キーワード

機械学習 / 物性理論 / 計算物理 / 学習物理

プロフィール

2005年3月 北海道大学工学部応用物理学科卒業
2010年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)
2010年4月-2019年6月 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究員
2016年11月-2017年10月 米国マサチューセッツ工科大学物理学科客員研究員
2018年8月-2023年3月 国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員
2019年7月-2024年1月 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 副主任研究員
2024年2月-現在 東京大学情報基盤センター学際情報科学研究部門 准教授
2024年11月-現在 東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 兼担

物質系専攻の目標

物質系専攻の目標は、未開拓な自由度を操ることができる舞台=“新物質”を開拓すること、その舞台から生み出される未知の現象を探索して優れた機能を引き出すこと、 また、その機構を解明すること、そして、それらの現象・機能の応用分野を開拓することで人類社会の発展に貢献することにあります。

物質系専攻

〒277-8561
千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学柏キャンパス
新領域創成科学研究科
Mail:ams-office(at)ams.k.u-tokyo.ac.jp
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