教員紹介

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稗方 和夫

(ひえかた かずお/教授/環境学研究系)

人間環境学専攻/人工環境学講座/システムデザイン 情報システム 海上輸送のカーボンニュートラル

略歴

1998年3月東京大学工学部船舶海洋工学科卒業
2000年3月東京大学大学院工学系研究科環境海洋工学専攻修士課程修了
2000年4月日本アイ・ビー・エム株式会社
2004年9月東京大学大学院工学系研究科環境海洋工学専攻 助手
2007年4月東京大学大学院工学系研究科環境海洋工学専攻 助教
2008年4月東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 助教
2008年7月博士(工学)取得 東京大学大学院工学系研究科
2010年2月 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
2021年11月より現職
2013年6月~2014年5月マサチューセッツ工科大学客員研究員

教育活動

大学院:最適システム設計論 システム設計学国際演習 知識情報処理特論
工学部システム創成学科:基礎プロジェクト プログラミング応用 システム制御工学

研究活動

社会や産業は、人間と技術、制度をシステム化したものとして捉えることができます。これらの社会や産業のシステムは進化しながら人間の暮らしを高度にしてきました。しかし、社会や産業のシステムの、利害関係の複雑さ、システム間を伝播する副次的な影響予測の難しさ、保守的な組織文化などにより、地球温暖化や高齢化などの解決の困難な問題を生じています。  私の研究室では、シミュレーション、センシング、データ解析の技術でシステムにかかわる意思決定など人間の知的活動を支援することで、社会や産業の変革を推進し、このような課題の解決に資する研究に取り組みます。

文献

1)Ichinose, Y., Hayashi, M., Nomura, S., Moser, B., & Hiekata, K. (2022). Sustainable Data Centers in Southeast Asia: Offshore, Nearshore, and Onshore Systems for Integrated Data and Power. Sustainable Cities and Society, 81, 103867. https://doi.org/10.1016/J.SCS.2022.103867
2) Tsubouchi, Hiroyuki Yamato, Kazuo Hiekata. Innovative on-demand bus system in Japan, IET Intelligent Transportation System, Vol. 4, No. 4, pp. 270-279, 2010.12
3)Kazuo Hiekata, Shinnosuke Wanaka, Taiga Mitsuyuki, Ryuji Ueno, Ryota Wada, Bryan Moser (2021), “System Analysis for Deployment of Internet of Things(IoT) in the Maritime Industry”, Journal of Marine Science and Technology, https://doi.org/10.1007/s00773-020-00750-5

その他

日本船舶海洋工学会、人工知能学会、情報処理学会、日本機械学会、SNAME各会員。
人工知能学会 第2種研究会SIG-KST主査(2007~)等。
2006年10月 天才プログラマー/スーパークリエータ, 独立行政法人情報処理推進 機構
2007年5月 日本船舶海洋工学会奨励賞(乾賞), 社団法人日本船舶海洋工学会
2009年7月 JCOMM技術賞, 一般社団法人 日本モビリティ・マネジメント会議
2010年6月 人工知能学会研究会優秀賞,社団法人人工知能学会
2014年5月 日本船舶海洋工学会論文賞, 社団法人日本船舶海洋工学会

将来計画

産業、社会、学術の様々な問題について、その解決を目指した研究活動を行っています。

教員からのメッセージ

専門分野における高い能力、複雑な問題の定義に必要な論理性、リーダーシップや倫理観に代表される人間性の3点を成長できる環境と機会を提供する研究室を目指しています。

ホームページのURL

https://is.edu.k.u-tokyo.ac.jp/