2015年度第8回学融合セミナー
- 講義:
- 2016年1月27日 16:50~18:35
- 場所:
- 新領域基盤棟大講義室(2C0)
触覚を介して情報に触れる
牧野 泰才 講師タッチパネルの普及に伴い、触覚を介して情報とインタラクションする触覚ユーザインタフェースに注目が集まっている。例えばタッチパネルでは、操作する場所と情報が提示される場所とが一致していることで、マウスやキーボードよりも、より直感的に情報に触れることができるようになっている。このような直感的操作を目指したインタフェースの研究は近年その数を増しており、またそのトレンドの変化が激しい。本講義では、触覚ユーザインタフェースについて概説し、現状、課題、そして今後考えられる新しいトレンドについて議論する。
「木の文化」を支える森林
山本 博一 教授
「木の文化」の象徴は再生可能な生物資源を利用した木造建造物である。木の文化を育んだ背景には豊かな森林があり、この森の恵みを巧みに利用してきた伝統工芸技術があり、その表現形として見事な木造建造物がある。多くの日本人にとってこのような文化的建造物とそれを支えてきた森林との関係を連想することは困難である。日本は国土の2/3が森林で覆われており、世界で群を抜く高い森林率を維持している。文明の発達とともに世界中で森林の減少が続いてきたが、なぜ、日本だけが高い文化を保ちつつ、豊かな森林を守ることができたのであろうか?そして、高度な木の文化を築くことができたのであろうか?
DNA配列設計
浅井 潔 教授単なる遺伝子組替えにとどまらず、遺伝子群とその制御領域を自在に設計して微生物に有用な物質を生産させる試みが始まっている。 そのためのDNA配列設計について、紹介する。