2020年度第5回学融合セミナー
- 講義:
- 2020年11月18日 16:50~18:20
- 場所:
- オンラインにて開催
火山・不思議な災害
穴澤 活郎 准教授処は赤道直下のアフリカ大陸、のどかな村落の広がる片田舎。ある夜、突如として村々からの連絡が途絶えた。翌朝、不審に思ってそこを訪れた近隣住民が目にしたものは、静寂の中に累々と横たわる死体であった。不思議なことに、建物にも植物にも何の異変もなく、ただ動物のみが屍を晒していたのである。この不思議な事象の解明と防止策に挑んだのは日本をはじめとする諸国の地球化学者たちであった・・・。
微生物が持つ光ではたらくタンパク質の秘密と生体分子ツール応用
井上 圭一 准教授近年細菌や単細胞藻類、菌類、巨大ウイルスなど幅広い微生物で見つかっている、光受容型の膜タンパク質である微生物ロドプシンについて紹介し、さらに近年のオプトジェネティクス(光遺伝学)への応用について講義する。
次世代シーケンサーを用いたゲノム学・エピゲノム学の最先端
中戸 隆一郎 講師
次世代シーケンサー技術の発展により、ゲノム上で起きるさまざまなイベントを全ゲノム的に観測することが可能になりました。これらの大量のデータを活かして前提知識を用いずに全く新しい生物学的発見をする「データ駆動型ゲノム解析」の期待が高まっています。本講義ではそのようなデータ駆動型ゲノム解析の最先端のアプローチを紹介します。