東京大学大学院新領域創成科学研究科の橋本 顕一郎准教授、木村健太助教（研究当時）が令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞しました。

若手科学者賞

強相関電子系物質の複合自由度が生み出す量子凝縮相の研究

橋本 顕一郎　東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 准教授

受賞コメント：
「この度は、このような栄誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思います。共同研究者をはじめとする関係者の皆様に心より感謝申し上げます。物質がもつ量子性を精密に制御し、機能性を発現させる量子科学技術に関する研究は、将来的にデータ駆動型社会を実現するために必要不可欠であると考えられています。今回の賞を励みに、今後も量子科学技術の発展に貢献できるよう研究活動に精進して参りたいと思います。」

若手科学者賞

時間と空間反転対称性が破れた反強磁性体の電磁応答の研究

木村健太　東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 助教（研究当時）

受賞コメント：
「このたびは、栄誉ある賞を賜り大変光栄に存じます。これまで一緒に研究を進めてきた共同研究者の皆様、および研究や事務など多方面でご支援くださった皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。様々な電子デバイスの動作を根底から支えているのが、電場や磁場、電磁波に対する物質の応答です。未来に役立つ革新的な電磁応答の発見に向け、今回の栄誉を励みに今後も研究活動に精進して参りたいと存じます。」

賞の詳細、受賞理由等については文部科学省ホームページ 報道発表「令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等を決定しました」をご覧ください。受賞者一覧は最下部にPDFにて掲載されています。表彰式は4月19日（水）にオンラインで行われる予定です