先端生命科学専攻の夏非氏がThe eDNA Society International Meeting 2023にてBest Student Poster Awardを受賞
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2023年5月17日~19日に滋賀県大津市で開催されたThe eDNA Society International Meeting 2023(国際環境DNA学会)において、東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻の夏非氏(修士課程大学院生)がBest Student Poster Award(学生ポスター最優秀賞)を受賞しました。
発表題目:
The eDNA Society International Meeting 2023
Best Student Poster Award(学生ポスター最優秀賞)
「Environmental mRNA-seq of Xenopus laevis and Gasterosteus aculeatus」
Fei Xia, Jiwei Yang, Yuanyu Wang, Yihan Ma, Susumu Yoshizawa, Asano Ishikawa, Hiroki Kuroda, and Wataru Iwasaki.
環境DNA技術とは、環境由来の水サンプルに含まれる微量のDNAを解析することで、生態系に存在する生物の情報を効果的に得ることができる技術であり、近年大きな注目を集めています。夏氏は、この技術を環境水サンプルに含まれる微量のRNAを解析する環境RNA技術へと発展させ、非侵襲的な機能遺伝子の発現解析を可能にすることを目指しています。特に本研究では、系統的に遠いモデル生物が環境水に放出するmRNAが似たような遺伝子組成を持つことを解明しました。
受賞コメント:
これまで支えてくださった多くの方々に感謝しています。今後も環境RNA分野の開拓に力を捧げたいと思います。
The eDNA Society International Meeting 2023大会長・環境DNA学会代表理事の源利文教授(神戸大学)から表彰を受ける夏非氏